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電波ないち名無しさん

Author:電波ないち名無しさん
ちゃぶろ時代と変わらず、日々感じたことを、文法を気にせずつづっていきたいと思います・・・

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【大阪市長選】年度末が控えた時期の選挙は様々な所に悪影響が出る件

橋下徹大阪市長の辞任については前回の記事でも触れましたが、
これに伴い大阪市では様々な所に影響が出ています。
私は選挙の執行にかかる費用より、
選挙の執行に伴って各所に起こる影響の方をより問題にすべきだと思うのですが。

橋下徹市長の辞職表明を受け、大阪市役所では職員らが今後の対応に追われた。
市選管は「3月2日告示、16日投開票」「9日告示、23日投開票」の3月選挙を想定し、
ポスター掲示場設置や投票用紙印刷の業者選びの準備を始めた。
選挙費用は全額市費で約6億円必要という。

新年度予算の編成を担当する財政局は、
先月30日に橋下市長の予算ヒアリングが終わり、総仕上げの段階だった。
20日に記者発表予定だったが、
福祉や教育など住民生活に影響が出ないよう
最低限の予算だけの「骨格予算」への組み直し作業を迫られている。
担当者は「ここまできて辞任とはびっくり。残業が続きそう」とうなだれた。

また市人事室が策定中の4月の定期人事異動は、
市長の意向が反映される局長級など幹部人事が決まっていない。
例年2月中に固まるが、担当者の一人は
「幹部が決まらないと、他のポストに進めない」
と頭を抱える。【山下貴史】


(橋下大阪市長:役所は人事も予算もストップ 選挙に6億円 より)
橋下徹大阪市長の辞職に伴う出直し市長選は投開票日が3月16日や23日と想定され、
小学校の卒業式の準備作業などにも影響が出そうだ。
また、いつも開票所に使う区民センターなどは予約で多くが埋まっており、市選管は対応に追われている。
3月選挙になれば、大阪市にとっては初めて。
突然の「年度末政局」は、市の新年度予算編成だけでなく、さまざまな影響を及ぼしている。

市長選にあたって大阪市は、小中学校の体育館や区役所など366カ所に投票所を設置し、
開票所を市内24区ごとに設置する。
しかし、市立小学校の卒業式はほぼ全てが3月18日だ。
各校は例年、予行演習のために数日前からパイプ椅子などを体育館に並べ、卒業生を送り出す準備を進める。
市選管は、体育館が投票所に使えるか、各校に確認する。

開票所はどうか。2011年11月の前回選は、24区のうち19区で区民センターや区民ホールを使った。
区民センターなどは、住民が集会や行事で日常的に使うが、
現職の任期満了に伴う選挙で4カ月前に投開票日が決まったため、会場確保はスムーズだった。
しかし今回、3月16、23の両日とも午後は大半が演奏会などで予約され、夜間も半数以上が埋まっている。

市選管は通常、投開票日2日前から開票作業に使う机や計数機などを設置し始め、
本番でミスがないようリハーサルもしている。
今回は住民らが利用を終えた後で、投開票日当日の夜間にドタバタと設置作業をする可能性もあるという。

12年12月の衆院選では、野田佳彦前首相の解散表明から投開票日まで1カ月もなく、
中央・港両区の区民センターは既に埋まっていた。
このため両区は、廃校になった市立高校の体育館と講堂を使った。
今回も同様の事態が生じる可能性がある。

市選管には、約2800カ所に及ぶ選挙用ポスター掲示場の設置業者の選定など、仕事が山積している。
担当者は
「ホールの予約が区の行事なら融通してもらう。市民の予約でも、何とかお願いして変更しなければ」
と対応に追われている。【山下貴史】


(選挙:来月にも大阪市長選 年度末バタバタ 投票所、小学校卒業式に影響 開票所も先約多く より)


今度行われる市長選挙は市長の辞任に伴ってのものです。
任期満了に伴う選挙であれば日程を逆算して段取りを整えることができる分、
大きな混乱は起こらずに準備をすすめられるでしょう。
しかし、今回の場合は
新年度予算編成や人事、学校の卒業式、投票所になっている施設の日程調整など、
あらゆるところに影響ができます。
既に予定されているものをキャンセルしたり日程を再調整して、
選挙の為の準備を急ピッチで整えなければならないわけですから。

特に予算について、
今回の本予算の編成は例年以上に重要なものとなるはずでした。
来年度から消費税率の引き上げがあるためです。
市長の辞任により本予算から骨格予算への組み換えを余儀なくされます。
年度が明けてから速やかに補正予算を成立させなければ、
多くの政策において実行するために必要な予算がなくなり、執行の遅れにつながります。
そして、執行の遅れにより大阪市の景況感が悪化する可能性があります。

このように年度末に自発的な辞任をして選挙を行うことは、
どうしてもやむを得ない場合を除いては好ましいことではないといえます。
今回の橋下徹大阪市長の場合、辞任理由もやむを得ない理由であるとはいえません。
単に協調・妥協・調整を行うことを一方的に投げ出しただけで、
今まで稚拙かつな杜撰な市政運営・議会運営をしてきたツケともいえるような理由ですし。


ちなみに、国政選挙の場合ではどうでしょう。
以下の表は、日本国憲法下で行われた衆議院議員総選挙の
選挙が行われた月をまとめたものです。

日本国憲法下で衆議院議員総選挙が行われた月
(参考データはWikipedia)
回数 行われた衆議院議員選挙の回
1月 2 第24回(1949年)、第31回(1967年)
2月 2 第27回(1955年)、第39回(1990年)
3月 0
4月 3 第22回(1946年)、第23回(1947年)、第26回(1953年)
5月 1 第28回(1958年)
6月 2 第36回(1980年)、第42回(2000年)
7月 2 第38回(1986年)、第40回(1993年)
8月 1 第45回(2009年)
9月 1 第44回(2005年)
10月 3 第25回(1952年)、第35回(1979年)、第41回(1996年)
11月 3 第29回(1960年)、第30回(1963年)、第43回(2003年)
12月 5 第32回(1969年)、第33回(1972年)、第34回(1976年)、第37回(1983年)、第46回(2012年)


この表が示すように日本国憲法下の衆議院議員総選挙は
過去、3月には一度も行われたことがありません。
国政の場においても年度末に解散・総選挙をやるのは好ましくないと考えているのでしょう。
これは省庁や地方自治体の事務負担が増大したり、
全国の投票所にあたる学校や施設について行事の日程の再調整が必要になったり、
予算編成のプロセスが完全に停止し年度内成立が絶望的となるなど、
ネガティブな影響が計り知れないのが理由と考えます。
(多分、私のブログの日頃の文章量では収まらないほどアチコチに影響が出るでしょう)


・・・・・・というわけで、日本の政治の場においては、
会計年度末の選挙は余程のことがない限り避けるのが良いと言えるわけです。
橋下徹大阪市長はまだ正式に辞職が決まっていないようですから、
今からでも遅くないので辞職するのを撤回してはどうでしょうか。
まあ、彼は既にあちこちに(市議会で友党の公明党にも)喧嘩を売りまくっているので、
辞任を撤回することなど20000・・・いや、99.9%ないでしょうけれども。

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大義なき市長選に臨む橋下徹が辞任までの経緯の中で協調・妥協・調整の能力の乏しさを露呈した件

橋下徹大阪市長が
大阪府・大阪市特別区設置協議会(法定協議会)での議論が停滞したことを理由に
職を辞して市長選を行って議論の前進をはかることをを明言したようですが、
これは橋下氏が協調・妥協・調整が満足に出来ない人物であることを露呈した
最たる例として語られていくような気がしています。

大阪市を5か7の特別区に分割し、
大阪府とともに再編する「大阪都構想」が事実上、“休止”を迎えた。
業を煮やした橋下徹大阪市長は“逆ギレ”とも取れる出直し選を示唆。
新年度予算の審議を控える市議会への影響も懸念される。果たして出口はあるのか-。

■孤立する維新

「自民、民主、共産、公明の全党を相手に、民主主義の戦いになる」。
1日の日本維新の会党大会で、橋下氏がぶち上げた。
特別区の制度設計を話し合う前日の法定協議会で、
松井一郎大阪府知事と橋下氏が1案への絞り込みを提案したが、
維新を除く4会派が「4案での協議を続けるべきだ」などと反対多数で否決した。

2時間の予定だったが、松井氏が「案がなくなったということだ」と訴え、
40分余りで会議を打ち切った。

■不満を爆発

背景には、一昨年の衆院選で交わしたとされる選挙協力とその見返りへの松井氏の過信があった。
公明党幹部は「都構想という名前だけで賛成するということではない」と否定し、
別の市議団幹部も
「ボールは市長、知事にある。真面目に議論する気があるのか」
と疑問を呈した。それでも松井氏は
「最後まで判断を待っていたが反対された」
と批判し、ぶぜんとした表情で不満を爆発。
橋下氏も「1案に労力を注入していかないと10年は平気でかかる」と怒りをぶちまけた。

■汗かいてない

1月17日の法定協で、案の絞り込みが公明の提案により採決寸前で先送り。
松井氏は「出直し選」をちらつかせるようになった。
そんな中、政令指定都市の行政区の役割を強化する地方自治法改正案が明らかに。
都構想の対案ともなり得る改正に橋下氏は
「4年間の活動が一つの政令市制度の改正につながった。
ここで自分をある程度納得させないと、この4年間の取り組みは何だったってことになる」
と半ば“終戦宣言”とも取れる発言をしている。
だが、あくまで来年4月の「都」移行にこだわる姿勢に、
公明市議団幹部は「(他会派への説得に)知事、市長が汗をかいてない今の段階では乗れない」
と話し、自民市議団幹部も
「工程表にもなく、なぜ絞り込みなのか理解できない」と首をかしげた。

■背水の陣

物別れに終わり、公明府議団の清水義人幹事長は
「自分たちの思い通りにならないからということではだめだ」
と疑問を呈し、自民の花谷充愉府議団幹事長は
「スケジュール通りに議論を進めるということだ」
と意に介さない。
民主系府議団の中村哲之助幹事長も
「各会派から出た疑問が解消されているわけじゃない。否決は当然」
と述べた。

1月24日に報道陣非公開で開かれた政治資金パーティー。
関係者によると、橋下氏は席上でこう息巻いたという。
「(都構想を)邪魔した政治家は、一生邪魔してやる」

「公明党さんの力を借り、合理的な議論をしたい」
と低姿勢を貫いてきた橋下氏。
公明との関係が崩れ、信頼が憎悪に変わりつつある。まさに背水の陣。
橋下氏は3日に松井氏と共同会見を予定し「すべて月曜にお話しする」と繰り返した。


(「都構想」出口あるか 橋下市長出直し選へ - 大阪日日新聞 より)


・・・というわけで、
近々出直し選挙が行われることとなるわけですが、
橋下氏は今回の選挙で何を問うかをTwitterで発言しています。



2011年11月の大阪市長選挙と大阪府知事選挙で、
橋下氏と松井氏は大阪都構想を争点の一つに設定して戦い、
大阪府・市の有権者は2人を当選させました。
(実際は他の論点がメインとなり、大阪都構想の政策論争は低調に終わったようですが)

橋下氏は選挙の結果が全て、多数決の結果が全てという考えで
ここまで来たような人物です。
当然、2011年の選挙の結果を「大阪都構想の実現に向けて前進して良い」という風に解釈し、
2014年2月時点でもこの「民意」は生きていると考えているのではないでしょうか。
もしそうであれば、この出直し選挙の大義に掲げている
「住民投票のために大阪都構想の設計図を作らせて欲しい」
というのは、大義になるはずのないものです。
「大阪都構想の実現に向けて前進して良い」という「民意」の中には
都構想の設計図をつくることも含まれると考えられるわけですから。
現に、設計図づくりは法定協議会の中で粛々と進んでいます、
橋下氏と松井氏もいち委員としてこの協議会に参加した上で。
己の考えたとおりに議論が進まないからと言って工程表に無いことを提案し、
まとまらないからといって一方的に匙を投げるのは非常にいただけません。
幼稚園児や小学校低学年の児童のワガママと一緒です。
橋下氏はちゃんと「民意」に従って行動する必要があるのではないでしょうか。

橋下氏は巧みな弁舌と恫喝まがいの言動で対立相手を屈服させて
今日まで来たと言っても過言ではない人物です。
その一方で、政治家にとって必要な能力である
協調・妥協・調整などの能力については致命的に欠けています。
今回の市長辞任と出直し選挙に関する件は、
このことを如実に表す出来事といえるのではないでしょうか。
今までは協調・妥協・調整の能力の乏しさを
弁舌と高い支持率で糊塗することができましたが、
ここにきていよいよ覆い隠せなくなってきているようです。


以前、維新の会の退潮ぶりについて述べましたが、
橋下氏は退潮気味とは言えども何を仕掛けてくるか分からないので、
決して楽観せずに見ていく必要があります。

すっかり退潮著しい橋下徹&維新の会だが油断は一切禁物である件

すっかり更新をサボっていたら年末になってしまいました。

この間、特定秘密保護法案の件など重要なトピックはたくさんあったのですが、
言いたいことはもう他のブログで散々言い尽くされてしまっているので
本当に気が向いた時に言及することにします。

・・・というわけで、今回は生存報告を兼ねて
最近の橋下徹大阪市長についてメモ書きをしておきます。

今大阪市議会では、橋下氏の最大の武器でもある弁舌も影を潜めた。

各会派が市長である橋下氏の答弁をほとんど求めず、
局長級以下の市幹部ばかりを呼んで審議を進めたからだ。

就任当初の昨年2~3月議会では、橋下氏は六つある常任委員会を「はしご」し、
1日10回以上、答弁に立つ日もあった。
昨年2月には、国歌起立条例について「改めて条例を制定する必要があるのか」と問う野党市議に対し、
「国歌を歌う時の起立に異論を唱えるのは日本だけ。まさにガラパゴスだ」
「どういう現場でもルールは必要。
 (条例に反対するなら)ここで『立って歌わなくていい』って言い切ってくださいよ」
とたたみかけた。

丁々発止のやりとりはニュースとなり、メディアが大きく報道した。

しかし、今議会では、1日1~3回程度の答弁にとどまることがほとんど。
呼ばれても、不祥事が相次いだ公募制度の説明などに追われた。
市立大と府立大の統合に向けた議案が常任委員会で否決された11月22日、橋下氏は
「僕自身、議論に呼ばれていない。市議会のやり方は特殊だ」
と、記者団に不満を漏らした。

「口封じ」とも言える野党側の作戦。ある自民市議は
「テレビカメラの前で話すことが、彼の政治家としての生命線。
 論理のすり替えで正当性を主張するだけなのだから、わざわざ表舞台に押し上げてやる必要はない」
と話す。


(市議会、橋下市長の生命線に狙いつけ「口封じ」 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) より)
泉北高速鉄道を運営する大阪府の第三セクター「大阪府都市開発」(OTK、和泉市)を
米投資ファンドに売却する議案を巡り、大阪府議会は16日、反対多数で否決した。
賛成方針だった大阪維新の会から4人の府議が反対した。

橋下徹大阪市長が府知事時代に
「民間でできることは民間に委ねる」として取り組んできた肝煎りの政策が、身内の「造反」で否決されたことで、
今後、橋下氏や維新の府政・市政運営に影響は避けられない情勢だ。

OTK株売却を巡っては府の公募に最高額の約781億円で入札し、
優先交渉権を得た米投資ファンド、ローンスターより、
720億円を提示し次点だった南海電気鉄道の方が運賃の割引額が70円高く、
沿線を地元とする議員から「住民の納得が得られない」と反対論が相次いでいた。

同議案は、本会議前の16日午前の府議会委員会でも
維新府議1人が反対し否決され、維新が引き締めを強化していた。


(橋下氏の肝煎り政策、維新4人造反 大阪府議会否決:日本経済新聞 より)


日本維新の会の退潮ぶりは既にたくさんの報道機関やブロガーから言及されていますが、
上記の記事のように最大の縄張りともいえる大阪でも、
市議会や府議会で提出した議案が造反を招いた末に否決になったりしている状況です。
最大のターニングポイントとなったのはやはり堺市の市長選挙なのでしょうか。

上記の記事で一番印象に残ったのは黄字で強調した自民党大阪市議の発言で、
橋下氏の性質をよく言い当てているなと感じました。
(同時に「やっと彼のやり方を少しは理解し始めたか」と考えたりしましたが)
確かに、表舞台で相手を弁舌でねじ伏せることにかけては天下一品の橋下氏ですから、
この最大の攻撃方法にして最良の防御策を奪うというのは良い戦術といえます。
しかし、この戦術は、逆に橋下氏がマスコミを通して
「ボクの話を聞いてくれない大阪市議会」「大阪市議会にやり込められるカワイソウな橋下徹」
の演出に利用してくる可能性があるので、濫用は禁物です。

また最近、国政では野党再編なるものが行われそうな流れになっていますが、
これに乗じて橋下氏が再び政治の話題の中心に躍り出てきて
自身の汚名返上・名誉挽回に繋げてくる可能性があるので一切の油断は禁物です。


日本維新の会、そして政治家・橋下徹の退潮が目に見える状況になったからといって、
決して「維新の会も終わり」「橋下はもう終わり」などと楽観してはいけません。

橋下徹氏に公用車の私用や報道内容についてとやかく言われる筋合いはない

なにやら、大阪市の橋下徹大阪市長が
堺市の竹山修身市長が後援会主催の政治資金パーティー会場に向かう際に
公用車を使ったことについて批判をしているようですが。

堺市長選で地域政党「大阪維新の会」候補者との一騎打ちを制し、
再選を果たした竹山修身(おさみ)市長が6月、
後援会主催の政治資金パーティー会場に向かう際に公用車を使ったことについて、
維新代表の橋下徹大阪市長は1日、「重大な問題だ」と批判した。市役所で記者団に答えた。

一方、橋下氏肝いりの公募制度で誕生した民間区長や民間校長の不祥事が
堺市長選の最中に報道されたにもかかわらず、
竹山氏側の行動を問題視する報道が選挙後に行われたとして
「今回の一連の報道はアンフェアだ」と不満を漏らした。


(資金パーティーに公用車「重大問題」橋下氏、竹山堺市長を批判 - MSN産経west より)


この報道で「アンタに言われたくね~よ!」とか「何言ってんだコイツは」と思っている方は
正しいです。なぜなら、

● 橋下徹氏も大阪府知事時代に公用車を私用に用いて批判を受けた。
● 橋下徹氏の大阪維新の会の同僚である大阪市議会の議長が
  政治資金パーティーに市立高校の吹奏楽部をつれてきて演奏させる行為を3度行った。
  これについて議長の不信任決議案が市議会で可決されたが
  議長は職にとどまり、党は何も処分しなかった。


ということだからです。

大阪府の橋下徹知事が14日午後、
公用車で府庁から大阪市北区のフィットネスクラブに行ったことがわかった。
知事日程では「庁内執務」となっていたが、プライベートの行動だった。
橋下知事は事実関係を認めたうえで「府民の判断に任せる」と話した。
庁内からは「公私混同」(府幹部)との批判も出ている。

橋下知事によると、フィットネスクラブに行ったのは14日午後2時ごろ。
午後5時にタクシーで府庁に戻ったという。
この日は、人件費や私学助成の削減を盛り込んだ08年度予算案の審議が府議会委員会で始まったばかり。

橋下知事の答弁予定はなかったが、報道機関に公表している知事日程では、
この時間帯は午後7時の衆院議員の国政報告会まで「庁内執務」とされていた。
府幹部の一人は
「委員会での質疑内容によっては、知事の判断を仰ぐケースもある。緊張感が欠如している」
と指摘した。

橋下知事は朝日新聞の取材に対し「委員会の議論の内容は報告を受けている」としたうえで、
「空いている時間なので休みをとらせていただいた。公用車は自分の判断で使った。
 批判が出たら改めるし、あとは府民の判断に任せる」
と話した。


(asahi.com(朝日新聞社):橋下知事、公用車でフィットネスクラブ - 橋下知事の日々 より)
大阪維新の会の美延映夫(みのべてるお)・大阪市議会議長(52)の政治資金パーティーで
地元の市立高吹奏楽部が演奏した問題を巡り、
公明、自民、民主系の3会派は26日の市議会で、美延議長の不信任決議案を提案し、
賛成多数で可決された。議長の不信任決議は大阪市議会で初めて。【林由紀子、茶谷亮、村上尊一】

決議に法的拘束力はなく、美延議長は記者団に「非常に重く受け止める」と話す一方、
「謝罪や説明責任を果たすことで一定の責任は果たした」として、議長を続投する意向を示した。
議長と一般市議との報酬の差額(月約19万円)を3カ月返納するという。

決議は、パーティーでの演奏について「教育の政治的中立性に反することは明白」と指摘。
「議長に自らの身を処するよう求めたのに誠意ある対応がなかった」と批判した。
公明など3会派が賛成し、維新と共産、無所属市議が反対した。
3会派は今後も美延氏に議長の辞職を迫る方針で、
辞職に応じなければ本会議での審議を拒否する構えだ。

この問題では、市立高吹奏楽部が昨年6月〜今年8月の計3回、
美延議長の後援会が主催する政治資金パーティーで演奏していたことが判明し、市教委が調査している。


(政治資金パーティー:高校生演奏問題 大阪市議会初、議長不信任決議案を可決 公明、自民、民主系賛成- 毎日jp(毎日新聞) より一部抜粋)


また、橋下氏は報道の取り扱いについて「アンフェアだ」と言っていますが、
報道の取り扱いに差がおこった理由についての私なりの考察は以下のとおりです。

● 竹山氏の公用車利用に関する報道が選挙後になったのは、
  選挙期間中にその報道をすると公職選挙法第148条の2の3に抵触し得る。
● 橋下徹氏は堺市長選挙の立候補者ではない(立候補者は西林克敏氏)。
  また、民間区長や民間校長の不祥事が起きているのは堺市ではなく大阪市であり、
  報道機関の批判対象はあくまで西林氏ではなく橋下氏である。
  そのため、堺市長選挙の期間中に大阪市の民間区長や校長の不祥事の報道をしても
  公職選挙法第148条の2の3に抵触する可能性はない。
● 上記2点により、今回の橋下氏の報道批判は見当違いである。

(新聞紙、雑誌の不法利用等の制限)
第百四十八条の二  何人も、当選を得若しくは得しめ又は得しめない目的をもつて
  新聞紙又は雑誌の編集その他経営を担当する者に対し金銭、物品その他の財産上の利益の供与、
  その供与の申込若しくは約束をし又は饗応接待、その申込若しくは約束をして、
  これに選挙に関する報道及び評論を掲載させることができない。
2 新聞紙又は雑誌の編集その他経営を担当する者は、
  前項の供与、饗応接待を受け若しくは要求し又は前項の申込を承諾して、
  これに選挙に関する報道及び評論を掲載することができない。
3 何人も、当選を得若しくは得しめ又は得しめない目的をもつて
  新聞紙又は雑誌に対する編集その他経営上の特殊の地位を利用して、
  これに選挙に関する報道及び評論を掲載し又は掲載させることができない。


(公職選挙法(法令データ提供システム) より抜粋)


橋下氏は自身の政治に対するたくさんの批判を
竹山氏を批判することで相対的に小さくしたいのでしょう。
ですが、今回の件は橋下氏自身が持つ「アンフェア」な性質が
改めて浮き彫りになっただけのこと
です。
まして、堺市長選挙直後でのあの言動ですから、かえって
「敗北を受け入れられない、責任もまともに取れない、反省もろくに出来ない女々しい人」
と思われるだけではないでしょうか。

それにしても、自分の足元のあちこちから火の手があがっている現状で
よくもまあ、堺市長批判などと悠長なことをする余裕があるものです。
火を消さないままでいたら、ただただ燃え広がっていくだけだと思うのですが。

【堺市長選雑感】大阪維新の会が敗北しても決して先行きを楽観してはならない

9月29日に投開票が行われた大阪府堺市の市長選挙は
現職の竹山修身氏が新人の西林克敏氏を約58,000票の差で破り再選を果たしました。
中盤情勢において現職がリードしていましたが、リードを保ったままだったということになります。

大阪維新の会の橋下徹代表(大阪市長)が掲げる
大阪都構想の是非が問われた堺市長選は29日投開票され、
都構想に反対する無所属で現職の竹山修身(おさみ)氏(63)が
維新公認で新顔の西林克敏氏(43)を破り、再選を果たした。
民主党が推薦、自民党が支持した竹山氏に対し、橋下氏が前面に出た西林氏は大敗。
都構想の実現は不透明感を増し、橋下氏の政治的な影響力の低下は避けられない状況だ。
投票率は50・69%で、前回の43・93%を大きく上回った。

大阪府内の首長選で維新公認候補が敗れるのは初めて。
堺市長選の敗北で、橋下氏の政治力を支えてきた民意が離れたことの影響は大きい。
橋下氏は、今後の都構想の進め方や国政への関与について戦略の見直しを迫られそうだ。

関係者によると、橋下氏は29日夜の記者会見で
「争点設定に失敗した。どう戦術をとるかについて、トップとしてきちんと陣頭指揮を執れなかったことは重大責任だ」
と語った。
ただ、自らの進退は「辞めるなんて。まだ勝たなきゃいけない」と否定した。

橋下氏は都構想実現を目指し、2010年4月に地域政党「大阪維新の会」を結成した。
翌年の統一地方選で大阪府議会の過半数を獲得。
大阪市長の協力が得られないと判断すると、
自ら府知事を辞職して府知事、市長の大阪ダブル選で勝ち、都構想を進める基盤をつくった。

昨年8月には橋下氏の求めに呼応する形で
民主、自民両党などの提案で都構想を進める大都市地域特別区設置法が成立し、国政での法整備も進んだ。

維新は今後、都構想の手続きを堺市を除く大阪府と大阪市で進める。
だが、維新だけでは過半数に満たない大阪市議会で他党の協力を得られるかは不透明だ。

橋下氏は国政と一線を画しつつも、
民主党などを巻き込む野党再編の主導権確保を狙ってきたが、それも難しくなりそうだ。
橋下氏や松井一郎幹事長は憲法改正などで歩調を合わせる安倍政権とのパイプをちらつかせながら、
各党との連携を模索する構えだ。

竹山氏は2月に立候補を表明。
反都構想を旗印に自民、民主、共産、社民の各政党が支援し、無党派層にも浸透した。
竹山氏は29日夜、選挙事務所で「自由自治都市堺を守れたことが、無二の幸せ」と語った。

関係者によると、西林氏は29日夜、「すべては私の力不足」と語った。

■堺市長選の確定得票

当 198431 竹山 修身 63 無現 (2)
  140569 西林 克敏 43 維新

※カッコ内数字は当選回数



(朝日新聞デジタル:堺市長選、維新破り現職再選 橋下代表、辞任を否定 - 政治 より)


私はダブルスコアに近い形の完勝を望んでいたのですが、
流石にそこまではいかなかったようで。
ですが、ようやく大阪(日本)維新の会のデタラメな政治に対して一矢報いる形になりました。
これが堺市民の「民意」ということになります。

橋下氏は自分を支持し、投票する人達の「民意」しか汲み取りません。
また、自分が陣頭にたった選挙に勝つと「民意」を強調し、
負けると自分以外の他人のせいにして結果責任を巧みに回避しようとします。※1
ですが、橋下氏に支持しない人々の意見もまた「民意」であり、
議会制民主主義をとる我が国では少数の「民意」も尊重されなければなりません。
再選を果たした竹山修身氏は勝利にのぼせ上がることなく、
今回西林氏に投票した有権者※2の「民意」も汲んで堺市政に取り組み、
橋下氏との出来の違いを見せつけて欲しいと思います。

一方、私が見た範囲において西林克敏氏陣営の敗因を考えると、
こんなところが挙げられるのではないでしょうか。

● 大阪都構想を持ちだして何年も経過しているのに未だに制度設計も不十分なゆえ、
  堺市が大阪都に含まれるメリット・デメリットを詳細に有権者に提示できず、
  竹山氏側が主張する都構想の問題点に対し的確に反論できなかったこと。
● 街頭演説で相手陣営を詐欺師よばわりし、野次を浴びせた聴衆をも罵倒し、
  相手陣営の足元の批判を言葉汚くおこなうなど、あらゆる部分で汚い選挙戦をしたこと。※3
● 橋下徹氏が候補者ではないのに候補者以上に前に出すぎていて
  候補者である西林氏の存在がまったく霞んでしまったこと。
● 陣営の要である橋下氏が、台風18号対策をまともに行わなかったうえ、
  それをユーザーから指摘されても開き直ったこと。※4

今回、大阪(日本)維新の会は「総力戦」とも報道されるほどの態勢で戦い、敗れました。
結果を受けて「終わりの始まり」「橋下も終わり」などという意見が散見されますが、
これは時期尚早で楽観的な見方だと思います。
ただ、後に振り返った時に
「堺市長選挙が一つの起点だった」「終わりの始まりだった」といえる様に、
今後も橋下氏について注視・行動をしなければなりません。
橋下氏は統治能力と危機対応能力には非常に乏しいですが、
言葉の操縦においてはその乏しさを補えるほど長けています。
彼の政治生命が最期を迎えるまでは一瞬たりと油断をしてはならないのです。

「勝って兜の緒を締めよ」という言葉がありますが、今こそこれが重要です。



※1 今回も選挙後の会見でマスコミ、相手候補、有権者に責任転嫁しまくったようですが。
※2 選挙有効投票数の約4割で、堺市の全有権者の約2割にあたる人が西林氏に投票。
※3 例えば、この動画この動画この動画など。
※4 現職の竹山氏は選挙活動を一端やめ、堺市庁舎に入って台風18号対策にあたりました。
   (参考:やっぱり、橋下徹大阪市長は大阪に住む者の生命と財産を守る気は皆無である)

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