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Author:電波ないち名無しさん
ちゃぶろ時代と変わらず、日々感じたことを、文法を気にせずつづっていきたいと思います・・・
安倍首相が15日に行われたケリー米国務長官との会談で、
核・ミサイル開発を強行する北朝鮮に対し、対話路線を安易にとるべきではないとの考え方を
伝えていたことが分かった。
政府関係者が明らかにした。
会談で、首相は
「彼らは約束はしても守らない。何度も裏切られたことは忘れてはいけない」
と強調した上で、
「北朝鮮3代で変わらないのは瀬戸際外交だ。危機を醸成して、あるものを与えろというやり方だ」
とも指摘した。
ケリー氏は、首相の説明に耳を傾けていた、という。
ケリー氏は会談前の講演で、
「米国は実現性のある真剣な非核化交渉の用意がある」と述べた。
米国が北朝鮮に融和的な態度を示したとの見方もあっただけに
首相としてやんわりクギを刺したものとみられる。
(安倍首相「北朝鮮は約束はしても守らない」 より)
これより先は記事に書かれているような発言があったとしての話ですが。
● 「北朝鮮は約束はしても守らない」発言
これは同様に北朝鮮側も「日本は約束を守らなかった」と
考えているのではないかと思います。
なぜなら、日本人拉致被害者を「一時帰国」させるという形で合意をしたが、
世論や拉致被害者家族会などに迎合して合意を反故にしたのは、
2002年に日朝首脳会談を行った当時の日本政府だから。
そしてその時、官房副長官として小泉純一郎首相と同行したのは、
誰であろう今の首相である安倍晋三氏なのです。
今の政権がそのような人物(と、考えの近い人達)が握っている以上、
日本人拉致事件の解決など望むべくもない話です。
北朝鮮の外交問題を脇においても、
「TPP参加反対」を公約の一つに掲げて昨年の衆院選で勝利した自民党や
「衆議院定数40削減」を公約の一つに掲げて昨年の衆院選で大惨敗した民主党など、
「北朝鮮」を他の何かに置き換えてもこの発言は成立しうるわけですが。
● 「北朝鮮3代で変わらないのは瀬戸際外交」の発言
これは同様に
「日本政府10年で変わらないのは『対話と圧力』とは名ばかりの圧力外交」
と言い換えられるのではないかと考えます。
実際は国際社会とは独自に制裁を行ったり、無自覚な挑発的言動(例:前の記事)など、
日本政府の方もエスカレートしていっているわけです。
これで、対北朝鮮外交を打開する策を持っているならまだ理解できますが、
外交関係者が第三国で何度か対話を試みてもそれっきりで終わっている様子からして、
特に打開策を持っているわけでは無さそうに見えます。
● 「危機を醸成して、あるものを与えろというやり方だ」の発言
「その醸成された危機を支持集めに利用しているのは、他ならぬ安倍さんたちじゃないですか?」
とでも言いたくなりますが。
読売新聞の発言そのものは正論に見えますが、
噛み砕いて考えると何をかいわんやな内容だと私は考えました。
前の記事で述べたように
「これまでの己の相手に対する言動を省みて、改めるべき所は改めなさいよ」
という感じで、一度謙虚になるべきなのではないでしょうか、上っ面の謙虚さではなく。
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